物上げ日記

物上げ日記-その8 事件番号(ヌ)は任意売却できない?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

さて、今日も任意売却業者にとっては、基本的な事をテーマにしました。

競売事件番号の(ヌ)は債権者合意が難しい

ある日、他の任意売却業者のBに話しかけられた時の事・・・。

 

B   「よーぅ、どうなん? 最近。」 (←ちょっと、馴れ馴れしく)

私   「ボチボチですね。今月もなんとか、2つ決済ありますし。」

B   「2つもあんの!?

     え~な~。俺なんて今月ゼロやで!!」

私   (そんなん、自慢してどないすんの・・・。)

B   「ところで、この前の配当で出てた〇〇区の戸建って、行った?」

私   「あー、アレね。事件番号(ヌ)のやつでしょ!?

     行ってないですよ。」

B   「えっ!?(ヌ)やったっけ?」

私   「・・・」

B   「自分、(ヌ)は行ってないの?」

私   「行かないですよ。めんどクサイだけやし・・・。」

B   「あ~、そうなん・・・。」

 

配当情報の物件は、大きく分けて事件番号(ケ)になっているものと、(ヌ)になっているものがあります。

(ケ)は、抵当権の実行による「担保不動産競売」を意味し、(ヌ)は、抵当権などの担保権を持たない債権者が、裁判所の判決を取って行う「強制競売」を意味しています。私たち、任意売却業者が相手にしてビジネスになるのは、基本的に(ケ)担保不動産競売の物件です。

(ヌ)強制競売も商売にならないと言い切ることはできませんが、(ヌ)に物上げの労力を使うなら、(ケ)に集中した方が効果的という事は言えます。

(詳しい理由は、「任意売却【実践】マニュアル」で解説しています)

コツコツとまじめに足を使う人が、それに「頭」を使う事をクセ付ければ、結果は、案外簡単に2倍にも3倍にもなると思います。(私も不動産業界に入った頃は、何も考えずにただ何となくやってましたので・・・)

さあ、今年も残ひと月を切りましたので、年明けのモチベーションを上げる為にもお互いに全力で頑張りましょう!!

 

 

※この記事は、2012.12.4に執筆したものを旧サイトから移植・一部修正等したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

コメントを残す

Or

*

CAPTCHA