もし、住宅ローンが払えない・払うのが厳しい状況になってしまった場合、基本的にやってはいけない事が3つあります。
でも、案外とやってしまっている人は多いのです。では、さっそく見ていきましょう。
1・消費者金融やカードローンで借りて返済
こんな人は、いないでしょう・・・と、思うかもしれませんが、実際に住宅ローンの返済に充てることもあれば、当面の生活資金の為に手を出してしまう人が多いようです。しかし、よくよく考えてみると住宅ローンの金利は、借入した時期にもよりますが、大体1%~2%台が多いと思います。
で、この超低金利でも支払いが厳しいのに、更に金利が高い消費者金融(旧呼称・サラ金)や銀行のカードローンでも、一時的なら大丈夫と思って借りてしまう。
今は、出資法の改正や利息制限法のおかげで、昔よりは金利が下がっていますが、それでも消費者金融の平均金利は18%、銀行のカード金利も10%~15%が相場です。
住宅ローンの金利と比べたら実に10倍ほどになります。住宅ローンが払えない人が、まず返せる訳ありません。一時は良くても確実に金利貧乏への道を歩むことになりますので、できるだけ身内に助けを求めましょう。
どうしても、頼れる身内がいない場合は、早い段階で銀行の窓口へ出向き、返済期間を延ばして月々の返済額を下げてもらうリスケジュール(通称・リスケ)をしましょう。金融機関によっては、元本の返済をしばらく猶予してくれたりして、月々の返済がグンと低くなることがありますので、高金利のカードローンなどで運転させるよりはマシです。
2・自宅を他人に貸すこと
住宅ローンで購入した自宅を「転勤などの事情で、しばらく住まないから、空けているよりは・・・」と、人に貸して家賃収入を得てしまうことは、あまりよくありません。
まず、当初から投資目的に購入した住宅であれば、利回りも計算されたうえでの建物になっているのですが、新築のマイホームとして購入したような場合は割に合いません。建物の所有者として、住宅ローンの返済だけでなく、固定資産税や火災保険料なども負担しています。もちろん、建物のメンテナンス費も必要です。
例えば、立地にもよりますが一般的には、戸建て賃貸をする為に土地を購入して新築した場合、利回りとしては6~8%程度です。つまり、土地建物を3,000万円で買ったなら、賃貸として貸した場合の家賃は、利回り6%で月15万円、利回り8%なら月20万円もらわないと、「不動産投資」としては割に合わないことになります。
賃貸すると良くないもう一つの理由は、「他人に貸していると売却価格が下がる」からです。なぜかと言えば、一度、他人に貸してしまえば、期限を明確にした「定期借家契約」でない限り、家主の都合で退去してもらうことは難しくなり、時間もお金もかかるからです。
また、転勤期間だけを貸すために「定期借家契約」を条件として入居者募集を試みても、入居者に特別なメリットがある物件でない限り、借り手も見つかりにくいものです。
もし、住宅ローンの金利は安いから家賃で住宅ローンが十分に賄えるのでいいのでは?という考えであっても、家の価値(売却価格)は現在も下がり続けているので、総合的な判断が必要です。
3・貯蓄を切り崩して返済に充てること
なんでダメなの?と思われるかも知れませんが、ある程度のまとまった貯蓄があれば、あなたの才能を引き出せる専門家などの協力によって再起することができます。しかし、収入が減ってしまった根本的原因をなかなか改善できずに、住宅ローンの返済によって貯蓄が干上がってしまうと今日の食べる分だけで精一杯となり、身動きがとれなくなります。家を手放したくない場合は、まず金利の低い住宅ローンへの借り換えで、返済額がさがりそうかを検討してみましょう。借り換えは、今の借入先以外の窓口で相談に乗ってもらえます。
今の収入で賄えない場合は、今の勤め先に情は無用です。あなたがあなたらしく生きていく為にも、今の仕事を思い切って変えてみるのもいいかも知れません。人は、どんな人であれ、収入アップを図れる能力を秘めているものです。
Point.住宅ローンが払えなれば、早く専門家に相談する
固定資産税の支払いや住宅ローンの支払いが難しくなってきた時、競売からあなたの自宅や家族を守る為のノウハウを無料ウェビナーで今すぐ視聴できます。
空室続きの賃貸物件があり非常に困っていました。毎月のローン支払いにも不安を感じていました。そんな時、不動産再生・活用のプロに出会い、非常に収益が上がりびっくりしました。信頼できるプロに相談することが大切だと思いました。
北町さま、コメントありがとうございます!ご無沙汰しておりますが、お元気でしょうか?また、お困りの時は、いつでもお声がけ下さいm(__)m