住宅ローン返済ができない時

任意売却 – 残債はどうなるの?

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いよいよ、任意売却については最終章となりました。売買契約までは前回にお話ししましたので、今回は、次の住まいへ引越しから任意売却後に残ってしまった残債がどうなるのかについてお話しします。

では、見ていきましょう。

売買契約が終われば引越しの段取り

どのタイミングで引越しするの?

あなた(又は建物に住んでいる人)がやるべき事は、契約日~決済日(売買代金のやりとりと所有権移転を行う日)までに、引っ越せるように段取りをする必要があります。

決済は通常、売買契約を締結してから約1か月後ですが、1か月なんてアッという間ですから、契約の予定が見えてきた段階で部屋探しを始められる事をおススメします。

但し、引越し予定日は「買主の住ローンが審査がOKになった日」以降にしましょう。先走って引越ししたあと、買主のローンアウト(ローン審査が通らない)で白紙解約になることもありますから、引越しのタイミングは任せている任意売却業者に聞いてみましょう。

それから、部屋探しをするときは、これからずっと住み続けるところを探す意気込みじゃなく、態勢を一旦整えて再スタートを切る為だけの場として探す方が良いでしょう。

任意売却の決済~残債について

引越しが終われば、あとは決済を待つだけです。決済当日は、買主が指定した銀行に、あなたと任意売却業者、買主(及び買主側の仲介業者)、司法書士、各債権者が集まります。決済そのものは約1時間ほどで手続きが終わり、買主側の関係者にお帰りいただいたあとで、各債権者とその後の残債について話し合うことになります。

残った残債についてどうしていけばいいのか?

それは「あなたができる範囲で返済していく」という事になります。

実際、不動産を手放した後の残債というのは、いわゆる無担保債権になります。字のごとく、担保の無い債権ですから、財産の無いあなたから回収することには、根気がいることも債権者は分かっています。

しかし、これを逆手にとって「払わない」という姿勢を見せてはいけません。無担保債権といえ、債権者がやろうと思えば、この債権をもとにあなたの新たな動産類や給料などを差し押さえることができます。「払わない」と「払えない」では、相手に全く違う印象を与えてしまうものです。

債権者の間では、回収に手間ヒマのかかる無担保債権のことを「ポンカス債権」と呼ばれ。債権者によっては、1年も経たないうちに別のサービサー(債権回収会社)へ、債権額の2~5%で売り渡すことがあるといわれています。

仮に任意売却が終わったあとの残債が500万円だったとすれば、新たなサービサーの買い取り価格は10万円~25万円と推測できます。もちろん、買い取り価格は安くてもあなたへ請求できる債権額は500万円なので、サービサーとしては原則、額面通りに請求してきます。しかし、サービサーによっては毎月1万円を延滞無く100回支払うことができれば、残りを免除するとか、一括で◯◯万円支払えば、残りをは免除するとか、内容はまちまちですが譲歩してもらえた人もいましたので、やはり返せる範囲で返すという誠意を見せることは大切です。

以上で、数回にわたった任意売却の解説は終わりですが、ここまで読んで頂いたあなたに、お伝えしたいことがあります。

私も家族を養う者として、収入が途絶えて寝れない日々を経験しました。だからこそ、言えることがあります。

もし、あなたが辛い状況に陥っているなら、ご家族の為にもできるだけ早く、良き相談者を見つけて下さい。

あなたが大阪在住なら、私が全力でサポートさせていただきますので、お気軽にご相談下さい。

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