さて、今回は数年前に私自身が差押情報リストをもとに任意売却案件の物上げを行っていた時、超ビンボーで謄本どころか所有者事項すらあげるお金もなかった時の回り方をお話したいと思います。
当然、その時も見込み客リスト内の処分の制限に関する登記は、全て一件一件訪問していました。
①まず、ブルーマップ丸ごと一冊を2色コピーしたものを用意し、
②物件の「地番」をチェックし、赤ペンでブルーマップに落とし込みます
③ブルーマップで地番を特定しにくいときは、地籍図で比較します
(大阪市内の地籍図(地番図)はインターネットで無料調査できます)
④所有者が誰かは分かりませんが、とりあえず物件を訪問します
⑤多くの場合、留守なので、この時は
A・売れそうな物件なのか
B・競売オーラが漂っているか
の2つを確認します。
⑥A・Bともに「!?」と感じた物件はチェックしておいて再訪します
この際、初訪では留守の場合、DMはもちろん、名刺すら残しません。
再訪した際に相手の「虚」を突く為です。(敵の虚を突くというのは、有名な孫子の兵法にも書かれていますね)
⑦Aだけ感じた場合は、再訪は考えずにDMだけポストにブチ込んでおきます。
このやり方で約半年ほど頑張った時期がありましたが、正直、月に1~2件物上げできるかできないかという結果でした。(当時は、大阪のある1支局分だけを訪問していました)
結果的(謄本をあげて回った時)には、『配当要求』の物件だけを追客していた時よりも
媒介は取れていました。
では、本日はこのへんで。
※この記事は、2012.5.28に執筆したものを旧サイトから移植・一部修正等したものです。