物上げ日記

物上げ日記-その2『引越し先まで追いかけるべし』

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差押物件へ訪問した時、既に所有者が引越ししていた場合は、どうすればいいのでしょうか?

 

さて、物上げ日記の読者でいらっしゃるあなたなら、『配当要求』『差押情報』をもとに債務者(所有者)宅へ訪問した際に、既に誰も住んでおらず、空き家になっている事も結構多いと思います。

任意売却の物上げは、何と言ってもDMだけより訪問の方が成功率が高いというのが私の自論です。

実は、所有者が物件(又は登記簿に載っている所有者の住所)に住んでいない場合、他の不動産業者も直接訪問する事は、ほぼ不可能です。

となると、他社はダイレクトメールだけのアプローチしかできないので、

とてもチャーンス!!なのです。

競売申立や支払いが苦しく差押されるような人の多くは、反感を恐れずオブラートに包まずに表現すると「今やるべき事を先延ばしにし、自分に甘くてダラダラしている実行力の無い人」なのかも知れません。だとすれば、このような人達の多くは、救世主となる任意売却のDMがポストに入っていても読まずに

「無反応」なのが理解できます。

中には、裁判所からの競売開始決定通知に同封されている注意書の「公示日以降に近づいてくる不動産業者には気を付けた方がいい」などのワケの分からないキャッチや弁護士による「破産すればOK」という魔のキャッチを鵜呑みにしてしまう人も結構います。

そんな債務者は、せっかく任意売却でゆとりのある再出発ができるかも知れないチャンスを失うんですね。私が勝手に師匠と崇めている実践マーケッターの藤村正宏氏の言葉にもありますが、世の多くの人は、

「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」の方を気にします。

裁判所や弁護士の言う事は間違いないと・・・(疑う事無く正義だと思ってる)

でも、やっぱり人には人情、心があるので、直接お会いして説明したり、何度か通う事で熱心な営業マンの行動に債務者の心も打たれるのです。さあ、引越し先まで訪ねていき、専属媒介を取りましょう!

引越し先で、「なんでココが分かったの?」と聞かれても、「情報化社会ですから、調べればすぐに分かります」とか、「ウチには探偵の顧問がいてて、安くで調べれるんですよ」とか適当に言えば大抵が「ふ~ん」で終わります。

REパートナーズのオンラインショップへ『転居先調査マニュアル』をUPしましたので、ぜひ一度お試し下さい。(※注釈 現在は、販売していません)

安いクラブに一回行ったと思ってご活用いただければ、今度はもっといいクラブへ何回も行ける事でしょう。活用後に、ご感想などをコメント欄にいただければ(TдT) アリガトウです。

 

※この記事は、2012.9.3に執筆したものを旧サイトから移植・一部修正等したものです。

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