今では、誰もが持っているクレジットカード。
サラリーマンや専業主婦の方のように、自分で税金を納税する機会が少ない人は気になりませんが、会社経営者や不動産オーナー業をしている人の中には「税金をクレジットカードで支払ったら、ポイントがついて得するんじゃないの?」と思った人も多いハズ。
そこで、税務署や府県税事務所、役所に電話して「どの税金をクレジットで払えるのか?」について聞いてみました(平成30年6月1日現在)
国税は全てクレジットカードで払える
国税(税務署が管轄)は、全てクレジットカードで納税できるそうです。
ただ、納付書やクレジットカードを所轄の税務署に持参して納めるのではなく、e-taxのホームページから手続きしてインターネット経由で納税することになります。
不動産オーナーや経営者として知っておきたい最低限の国税の種類は、
- 所得税
- 法人税
- 消費税
- 不動産譲渡税
の4つです。
ちなみに、税金は営利会社と違ってクレジット会社の手数料を負担してくれる訳がなく、あなたが負担しなければなりません。
国税は、納税額1万円ごとに手数料76円が必要です。
なので、単純計算すると100円で1ポイント以上つくカードなら得することになりますが、納税額が少ないと意味がありません。
例)納税額12,000円の場合
カード手数料=152円がかかり、
溜まるポイントは120ポイント。
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ところが、通常のポイントよりもハイリターンなマイル(航空会社のポイント)なら100円で1.5~2ポイントが普通(しかも無期限が多い)なので、飛行機を使う予定のある人はマイルが貯まるクレジットカードで支払うと、より多く得する計算になります。
府税は自動車税のみ
不動産取得者には、忘れた頃に後ろからドロップキックのようにやってくる痛恨の不動産取得税も府(県)税のひとつ。
しかし、大阪の場合、クレジットカードで納税できるのは自動車税(軽四は市税)のみのようです。
しかも、クレジット払いの手数料は1台あたり324円。
自動車税は4~5万円程度が多いでしょうから、マイルが貯まるカードで支払えば得する計算になります。
蛇足ですが、普通車で一番高い自動車税額は6リッター車の111,000円。高いっ(^^;)
大阪以外の人は県税事務所に電話して確認してみましょう。
市税も一部可能
市税でポピュラーなものは、市民税、固定資産税です。
大阪市の場合、市民税はダメですが固定資産税は(30万円以下の)納付書のバーコードをスマホで読み取ってクレジット決済が可能です。
1回の納税額が5000円以下はクレジット手数料0円、それを超えた金額に応じて手数料がかかりますが、手数料は安いのでクレジットカードで支払ってポイントを貯めた方が得です。
ちなみに、私が住んでいる松原市は、一切クレジット納付不可とのことでした。
市町村によって、まちまちのようなのであなたも一度、役所に電話して確認されることをおすすめします。