さて、当ブログへの直近3ヶ月間のアクセス解析をしてみたところ、検索キーワードのTOP3は、
① 任意売却 物上げ
② 配当要求前 差押情報
③ 任意売却 DM(ダイレクトメール)
となっていました。
ということで今回は、効果のある任意売却のDMをテーマにしてみたいと思います。
営業マンなら誰氏も思うのが効率のいい営業アプローチ方法で、不動産業界に限らず大抵のところがDMを使っていますよね。
(不動産業者の)皆さんは、どんなDMが効率良いと思いますか?
そんな事が分かれば誰も苦労はしないですよね?
私も営業(不動産業界)で15年程になりますが、そんな少ない経験からでも営業の基本である心理学を駆使するだけで、結果は倍以上変わりました。
まず、ターゲット(任意売却の場合は債務者)を決めて、そのターゲットの心理を分析する。
【債務者に多い特徴】といえば、
・郵便物を毎日チェックしていない
・約束を守らないことが多い
・弁護士なら間違いないと思っている
・まだしばらく大丈夫と思っている
・家は売りたくない(家族がバラけていない時)
・どうなってもいい(離婚などで家族がバラけた時)
etc・・・。
それに対してのDMとしては、
・DVDや小冊子を同封した豪華なDMがいいのか?
・TVに出ましたーとチラシに謳ったものがいいのか?
・ポケットティッシュを同封したDMがいいのか?
・親切丁寧に事細かく説明した肉厚のDMがいいのか?
正直なところ、正解は無いかもしれませんが、私が1人で任意売却の物上げをやっていた時は、月1~2件の媒介取得でしたが、その時のDMはとてもシンプルなものでした。営業は、よく魚釣りとも似ていると言われるように釣り方(撒餌と仕掛け)、タイミング(時間)が大事で、
DMでは、全てをさらけ出すことはせずに、興味を持たせるキャッチぐらいで詳細はお問合せ下さい程度のチラシ1枚と挨拶文1枚の計2枚ぐらいで十分だと思います。あとは、いかに他社よりも早く見てもらうかも大事ですが・・・。
ダラダラと内容が書いてあっても、文字が多いと読む気になれないし、逆に穴が開くほどDMを読むような人なら、内容を読んで分かったつもりになって電話もかけてこないと思います。(いい事を知ったので、知り合いの業者に聞いてみようというパターン)
私が物上げをする時はDMだけではなくて、訪問もしていますが、訪問して留守の時には、面倒でも挨拶文は手書きにしていました。そうすると、
「手書きは、あんたのところだけやったから・・・」
という理由で媒介が取れたことも割とありました。
あなたも債務者の玄関ドアをノックするんじゃなく、心のドアをノックできていますか?
※この記事は、2012.10.17に執筆したものを旧サイトから移植・一部修正等したものです。