今回は、銭湯(お風呂屋さん)に対する物上げアプローチについてお話しします。
いつの間にか時代は変わり、連休が多いですね。連休となれば家族連れでお出かけする人も多いでしょうね。でも、任意売却の物上げでアプローチ対象となる人は基本的には、どこにも出かけれずに自宅に居てる事が多いので、配当や差押情報で物上げしている人は訪問面談のチャンスですね。
普段、訪問してもインターホンすら出て貰えない時は、服装を普段着で行くのも相手の虚をつくので効果的です。私は何度か、まだ小さな娘を抱きながらインターホンを鳴らし、面談のアポどりをしたことがあります。
さて、今回お伝えしたいことは、
銭湯も物上げのターゲットにしているか
って事です。どこの銭湯(風呂屋)も昔に比べて、客数が激減してて、経営が苦しいのは隠せない事実。しかも、前回の農地の話と同じで、息子達がわざわざ経営が苦しい家業を継ぎたくないと思ってるところも多い。
亭主も「ワシの代で終わりか・・・」と心の中では覚悟してる。
私が大阪で20か所ほど風呂屋で聞き取りをしたところ、苦しくても経営を続けている理由は、「毎日来てくれる既存客のため」とか「これしか無いから」というものがほとんどでした。
で、もうひとつ、不動産業者として知っておいた方がいいのは、銭湯(風呂屋)は、公共性が高いという事で、
営業してる時は固定資産税の3分の2を減免されているが、
廃業すれば、その月から減免がなくなる
という事。逆を言えば、今ですら生活がしんどいのに、廃業したとたん、税金が3倍になる。(元にもどる)
しかも風呂屋は住宅じゃなく店舗だから結構、固定資産税は高い。
でも、忘れてる亭主や、2代目なんかは知らない人がほとんど。
で、ここで訪問・・・ではなく、手紙を出すんです。
封筒の表に書くティーザーコピーには、
「税理士が提案する
お風呂屋さんの為の経営改善策のご案内」
とかにして、とりあえず封筒を開けさせるようにして、
手紙の内容は、次の順序で
①風呂屋の売り上げは、生活が向上するどころか、ますます悪くなる事
②廃業したら、固定資産税が3倍になり更に首がしまり大変になること
③競売になれば、近隣にしられる事
④今なら、風呂屋を売却した資金で自宅兼用収益物件が買えること
⑤あなたは、それができる専門家であること
⑥・・・
⑦・・・
というように仕上げて手紙を月に1回、3ヶ月間ほど出してみてください。
私の経験では、3~4件に1件は、「どう言う事?」とは「一度会いたい」と
電話がかかってきました。
封筒そのものは、あなたの不動産業者としての社封筒でかまいませんが、封筒の表に書くティーザーコピーでは、
「不動産コンサルタントが提案する・・・」じゃなく
「税理士が提案する・・・」にして下さいね。
切り口はこちらの方がスムーズです。で、何か言われたら、あなたの顧問税理士と一緒にやってると言えばいいだけですし、何なら反響時には同席してもらえばいいだけ。
今年のあなたは、昨年のあなたと比べて変えたところありますか?
もし、喫煙者がタバコをやめたとか、朝1時間早く起きるようになったとか
何でも良いのですが、変わっていればその効果は必ず出てるハズ。
今、変わらなきゃ来年も同じ結果です。
学歴も名もない私でも、出来てますからきっと、あなたもやればできますよ。
大阪のオフィスから、あなたのご活躍を祈っています。