中古住宅などを売買する時、地域によっては下水道が整備されておらず、汲み取りや浄化槽の地域もあります。
そこで、よくトラブルになりがちな点として、売買して引き渡す時には浄化槽の清掃(汲み取り)は売主が負担して行う義務があると思い込みで取引してしまうことです。
清掃は義務ではない
結論から言えば、義務(法律上の責任)ではなく、現状渡しと言えど、部屋の中は軽く掃除してから渡すとの同じ感覚でマナーみたいなもの。
なので、現状渡しという条件で契約する場合、特に確認(取り決め)しておかなければ、売主も「そんなこと聞いてない」となるし、買主も浄化槽メンテ業者(すぐに建替えする場合なら解体業者)から汲み取り費用(大きさにより2~5万円程度)を請求されるので「それって、買主負担なの?」と腑に落ちないこともある。
買主も購入申込の時には多少の値引きも言ってるでしょうから、ケースバイケースという事です。
これは、あなたが不動産業者なら、売主側であれ、買主側であれ「業界では常識」と思われていることでも、事前に確認するだけで取引後の手間と信用低下を無くせます。
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